Appleが、WindowsのゲームソフトをMacに移植するツール「Game Porting Tool」を発表しましたね。
ゲームといえばWindows一択で、Macに対応していないものも多かったのですが、これにより、従来「何カ月もかかった作業が不要」になり、動作確認を数日でできるようになるというですよ。
また、次期MacOSの「Sonoma」の新機能として「Game Mode」というものがあり、このGame Modeでは、M1およびM2搭載のMacでのゲーム性能が向上するのだそうで、乗り換えが加速しそう。
これはゲーム開発者に既存のWindowsゲームを簡単にMacに移植できるツールを提供し、これをSonomaのGame Modeで快適にプレイできるようにするという構想のようで、Game Porting Toolは、Windowsのアプリを(macOSを含む)Unix環境に変換するオープンソースプラットフォーム「Wine」をベースにしているのだとか。
さらに、Microsoftのゲーム処理API「DirectX」をAppleのAPI「Metal 3」に変換する機能も搭載、キーボード、マウス、コントローラによる入力、オーディオ再生、ネットワークファイルシステム、Direct3Dに関連するすべてのAPIを、macOSの対応するAPIに変換するのだそうで、このツールは、移植前のWindowsゲームを実行するエミュレーション環境も提供するようですね。
既に新ツールは既に公式サイトからダウンロード可能になっていて、Appleは次期OSの開発者向けβ版を無料でダウンロードできるようにしたため、Windowsゲーム開発者は無料のApple IDを取得するだけでmacOS SonomaとGame Porting Toolを試すことができます。
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